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2008年06月17日

熊本県内産魚の輸出拡大

熊本県内産魚の輸出拡大…天然魚も好調(熊日記事へ)

















キビナゴを水揚げする漁業者。阿久根市の水産加工会社がアジア向けの輸出の準備のため仕入れを始めている=天草市牛深町
キビナゴを水揚げする漁業者。阿久根市の水産加工会社がアジア向けの輸出の準備のため仕入れを始めている=天草市牛深町
 県内産の魚介類の輸出が、これまでのブリなどの養殖魚中心から、コノシロ、イサキといった近海の天然魚にまで広がってきた。中国など海外需要の高まりとともに、冷凍、冷蔵技術の向上で長時間の鮮度、食味の維持が可能になったためだ。魚価低迷に歯止めを掛ける動きとして地元漁協の期待も高まっている。

 水産物販売の山重海産(天草市牛深町)は三年前から始めた天然魚輸出が好調だ。米国や台湾向けシイラ取扱量は二〇〇七年が九百トンと前年の四倍。中国向けコノシロは〇八年が百七十六トンと二倍。さらに冷凍設備を増強し輸出増を図る考え。

 シイラは傷みやすく、扱いが難しいが、急速冷凍などの技術で「塩焼き用など需要にあった出荷が可能になった」(山崎重信社長)という。

 天草漁協苓北支所(天草郡苓北町)は五月から、イサキやアジを香港に試験輸出している。現地商社から和食店の高級食材として受注。一箱三~四キロのセットを週十箱ほど冷蔵発送する。

 「刺し身用として鮮度が高く評価されている」と角岡正一支所長。契約は六月末までだが、「週五十~百箱受注できれば漁業者の励みになる」と契約更新に期待する。

 やまた水産食品(鹿児島県阿久根市)は、天草市牛深町で水揚げされた天草産キビナゴをアジア向けなどに大量に仕入れて本格輸出を準備中だ。キビナゴは夏場の最盛期に価格が低迷するだけに天草漁協牛深総合支所は「(販路拡大は)漁業者の手取りアップも図れる」と歓迎する。

 欧米に養殖ブリを輸出しているブリミー(天草市楠浦町)も地元産鮮魚の輸出も検討中。「ブリの販路を活用したい」と話す。
 水産庁によると、二〇〇七年の国内水産物輸出総額は前年比18%増の二千十四億円。最近は毎年10数%のペースで拡大している。(松本敦)






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