小学生とかかりげいこで対戦する横綱白鵬関=玉名市の蓮華院誕生寺奥之院 玉名市築地の蓮華[れんげ]院誕生寺奥之院で三日、秋季大祭があり、大相撲の横綱白鵬関(宮城野部屋)の土俵入り奉納や、力士と小学生のかかりげいこに大勢の観客が詰め掛けた。
白鵬関は、若の里関(鳴戸部屋)を太刀持ち、稀勢の里関(同)を露払いに従えて、不知火型の土俵入りを奉納した。
三力士は、同院であった「飛龍旗小学生相撲大会」に出場した小学生百八十人とかかりげいこ。三、四人ずつと対戦し、押しても押しても土俵を割れない場面に笑いも起きたが、豪快な上手投げで小学生が勝利すると大歓声が上がった。
大会の六年生の部で優勝し、けいこで白鵬関と対戦した靏林[つるばやし]拓哉君(12)=阿蘇市黒川=は「強くてびくともしなかった。僕も横綱みたいになりたい」と大喜び。白鵬関は「みんなに勇気を与えるように良い相撲を取る」と九州場所での活躍を約束した。(内海正樹)