2008年06月12日 07:10
プラグインハイブリッド車の試作車に充電プラグを差し込むトヨタ自動車の渡辺社長=11日午後、東京都江東区
トヨタ自動車は11日、環境対応車の事業戦略を発表した。電気自動車向けでは新世代の電池の開発に着手。2010年までに日米欧で家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車を、レンタカー会社や企業向けなど大口購入先に販売する。バイオ燃料車の開発も進める。自動車業界では環境対応車の開発対象を絞り込む傾向が強まるが、トヨタは幅広い分野への投資を続ける。
新世代型の電池の開発に関し、渡辺捷昭社長は「革新的な電池の開発を目指す」と強調した。走行距離を延長するため、リチウムイオンを上回る性能を持つ電池の開発に着手。今月下旬に「電池研究部」を設立、2年後に中途採用も含めて100人規模の組織にする。 (22:37)