撮影/小島マサヒロ
愛用のケータイを片手にPCをいじる普天王関。今ではケータイで手軽にブログを更新できるようになったが、以前は巡業にもノートPCを持参してブログを更新していたのだとか
2008年の5月場所で優勝した大関・琴欧洲関(佐渡ヶ嶽部屋)がブログを始め、ネットで話題になっています。その名も『ちゃんこ鍋とヨーグルトって意外と合うんです』(リンク参照)。本人による慣れない日本語での書き込みが「かわいい!」と人気なんです。
とはいえ、大関を始めパワフルな力士たちがPCやケータイを華麗に使いこなす姿って、何かうまく想像できないですよね!? ここ1~2年で多くの人気力士がブログを始めるなど、力士のIT活用が始まっていみたいですが、彼らは実際のところどのくらいIT機器を使いこなしているのでしょう?
「PCは人にもよりますけど、ケータイはほとんどの力士が持っていますよ。休憩時間に、メールやネットをする力士は多いです」と教えてくれたのは、ブログを始めて3年半、“IT力士”こと普天王関(出羽海部屋)。
ケータイを禁止している相撲部屋はなく、PCも各相撲部屋に1~2台ぐらいは置いてあるそうです。ただPCを使う力士はあまり多くなく、ネットもケータイでこと足りる場合がほとんどなのだとか。
「僕も含め、ITに強いという印象の力士はあまりいませんね。力士同士でIT機器の話で盛り上がることも、まずないですよ」(同)
では、力士たちはどういうきっかけでブログを始めたりするのでしょう? 実は、後援会などが相撲部屋のウェブサイトや力士のブログ開設を提案してくるケースが多く、普天王関のブログが大きな反響を呼んでからは、この流れはどんどん強まってきたんだとか。
「ファンは力士の日常に加え、力士本人による場所中の取り組みの回顧に注目していると思います。新聞などに載る取り組み直後のコメントと違い、時間をおいてからの本人による冷静な分析が見られるのは、ブログならではですね」(同)
最近は力士個人のブログだけでなく、相撲部屋のウェブサイトがきっかけで新弟子が入門するケースもあるなど、相撲界におけるネットの注目度は日々高まっているようです。
と、ここで素朴な疑問が1つ。力士のみなさんって、あの大きな手でケータイの小さなボタンやPCのキーボードをちゃんと打てるんでしょうか?
「PCは最初から大きなキーボードを使っていますが、ケータイのボタンはたま~に押し間違えますね(笑)」(普天王関)
やっぱり。力士といえど、“指相撲”はいまいち不得手なのかもしれませんね(笑)。
(下元 陽/BLOCKBUSTER)
R25 Connect Link
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