朝青龍、悪役登りつめた…人気の象徴“のぼり”なく
朝青龍、悪役登りつめた…人気の象徴“のぼり”なく
2008年3月11日(火)17:44
朝青龍は大阪のファンにも嫌われている? 相撲会場の入り口にズラリと立てられている力士の四股名や行司の名前などを染め抜いた色あでやかな力士幟(のぼり)は相撲情緒をかき立て、なんともいいものだ。
この力士幟、ファンや後援者たちが「今場所も頑張れ」と激励代わりに贈るもので、言ってみれば人気の象徴。この春場所の会場前にも、白鵬をはじめ、幕内上位力士の四股名の幟が春風にけんを競っているが、どういうワケか、その中に朝青龍の四股名の幟が見当たらない。
師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「どうなっているのか、オレは知らない」と相変わらず他人ごとのような顔をしていたが、同じ部屋の朝赤龍のものはあるので、関係者の手配ミスということはない。
幟を贈って激励するスポンサーがつかなかったのだ。
数々のトラブルを引き起こし、自らまいた種とはいえ、この朝青龍のスポンサー離れ、力士幟に限ったことではない。前日、地方場所の初日では史上最多の93本の懸賞が付くなど、今場所は地方場所初の1000本の大台に到達する勢いだが、白鵬が台頭してくるまでの懸賞王、朝青龍は今ひとつ。
2日目も白鵬に4本差をつけられるなど、先場所に続いて今場所もこちらの勝負では大苦戦している。
もっとも、こんなワンサイドで非情な相撲では、ファンが逃げだすのも当たり前。前日の
稀勢の里戦は一直線。この日も新鋭の鶴竜を強烈な右の張り手から左四つ。すぐさま上手投げで崩して土俵際まで運び、「初顔なので、何をやるかわからない。最後まで力は抜けないよ」と砂かぶりの奥まで思いきり吹っ飛ばし、
女性ファンの悲鳴が場内にこだました。
先場所は2日目につまずいたが、今場所はその鬼門も難なく通過。朝青龍はまだまだ嫌われそうだ。
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