燃料高で売れ過ぎ
米でハイブリッド車不足 燃料高で売れ過ぎ
【ニューヨーク13日共同】原油高によるガソリン価格の急騰で、燃料費負担が小さいハイブリッド車の販売が米国で急増し、供給が追いつかない事態に陥っている。トヨタ自動車のプリウスは、5月に在庫不足から販売が前年同月比4割近く急減するなど「売れ過ぎ」の反動が出ている。
米国では、燃費の悪いピックアップトラックなど大型車よりも、低燃費の小型車を選ぶ動きが加速。米調査会社オートデータによると、3月の米新車販売は、乗用車の合計が5年10カ月ぶりに大型車の合計を上回った。
電気モーターとエンジンを組み合わせたハイブリッド車も小型車へのシフトが鮮明になった3月以降、販売が急増。4月はプリウスが67%増、ホンダのシビック・ハイブリッドも51%増だった。
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プリウスは数カ月待ちになる可能性がある」(米アナリスト)とされ、供給不足が長期化する恐れもありそうだ。
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