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2008年04月08日

【吉田司家 横綱免許状】

【吉田司家 横綱免許状】


寛政三年家斎上覧相撲之図  (江戸城吹上御殿)


【横綱が初めて誕生した江戸城での上覧相撲を描いたもので、東方大関小野川喜三郎、関脇陣幕、小結九紋龍、西方大関谷風梶之助、関脇雷電、小結柏戸以下相撲者総数百六名、「待ッタ」なしの一番勝負で、結び三役弓取りまで。 行司は十九代吉田追風、脇行司木村庄之助と 「公家相撲上覧之式」 に記されている。】


横綱免許状  【吉田司家の故実門人に差し加えられた者を指す】


吉田司家(よしだつかさけ)は、大相撲の宗家である。志賀清林を祖とする志賀氏の断絶後、志賀氏に代々受け継がれてきた故実・伝書などを受け継いだ初代、吉田豊後守家次(ぶんごのかみいえつぐ)から始まり、代々相撲の宗家として代々「追風」の号を名乗る。元来、京都二条家に、奉公し節会相撲の行事官として務めていた。その後、二条家の許しを受け、細川綱利公に招聘され肥後細川藩に仕え、武家奉公をした。以来、熊本県熊本市に住む。

江戸時代に勧進相撲が、取り行われるようになり、寛政元年十一月谷風・小野川に横綱を免許(故実書を授与)した。

寛政3年及び寛政6年に、征夷大将軍徳川家斉の上覧相撲を奉仕し武家相撲の作法及び土俵の登場・礼式など、すべての相撲の様式を定めた。

以来横綱免許は、すべて司家によって授与されてきたのである。 

西南戦争で吉田司家が西郷隆盛率いる反乱軍に従軍してからは一時的に権威が弱体化し京都の五条家があちこちで横綱免許を出したが、梅ヶ谷藤太郎が吉田司家による免許を望んでからは権威も回復した。そして明治維新の、あの旧物破壊の大怒涛の中で、裸で取る相撲は、未開野蛮人な行為であって国辱だと、相撲廃止論が起こった時、23世 吉田善門は、身を挺して相撲廃止の無謀さから、国技相撲を救ったのであった。相撲界の一代恩人である。後に大坂相撲にも吉田司家の免許を持つ公認横綱が4人登場した。

第40代横綱東富士欽壹までは吉田司家による横綱本免許状授与式(仮免許は、司家の主君であった、細川家の東京小石川の別邸で取り行われた)が続いたが、第41代横綱千代の山雅信以降は日本相撲協会が横綱推挙を行なうことになり免許権を、相撲協会に移譲した。なお第59代横綱隆の里俊英までは司家も推擧式に参加し、司家の15尺土俵における奉納の土俵入りも行なわれたが、第60代横綱双羽黒光司以降は司家は推挙式には参加せず、15尺土俵での新横綱による奉納土俵入りも行なわれていない。

【司家内部の不詳事により、25世 吉田追風と、春日野理事長との会談で、吉田家の横綱授与の儀式を、春日野理事長に委ね当面、協会との関係を中断する旨、双方了解した】

現在、諸問題を解決し、1日も早い復興を栄位努力中です。





【吉田司家 横綱免許状】

                                                  



写真は吉田司家が、歴代の横綱に授与していた、横綱免許の実物の写真です。

みなさん意外と見たこと無ですよね・・・・

この免許状・故実書を頂いた関取だけが正式な歴代横綱として歴史に記されています。

つい最近まで、この横綱免許状が、熊本の旧吉田司邸で伝統的に代々の横綱に授与されていました。



当サイトでは、常に吉田司家25世 吉田 長孝氏監修の下、史実・資料を基に忠実に作成致しております。



【このサイトに関する記事・写真の転載の無断使用はしないでください。NPO法人 行司】




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Posted by セレスピード熊本 at 00:29│Comments(29)【吉田司家横綱免許】
この記事へのコメント
吉田司家25代目の血筋の子孫は、おられますか?
もし、おられるのでしたら幸いです。
本来、相撲の権威である吉田司家が、一日でも早く、相撲界への復帰が適う事をお祈り申し上げます。
Posted by 力士マン at 2008年02月16日 17:35
はじめまして、心強いコメントありがとうございます。

当NPOでは、司家 25世 吉田長考氏の協力の下、今までの司家史実・資料を御借りし相撲史を正確に、研究・発表して行きます。まだまだ会員も100名ぐらいですが、日本一の相撲界応援NPOになるよう努力致します。

まだまだ、稚拙なサイトですが、郷土・相撲界の発展に寄与していければ、と想っております。

これからも、謙虚に地道に頑張って参りますので応援よろしくおねがいいたします。

司家、ご家族もご健勝です。
Posted by NPO法人行司NPO法人行司 at 2008年02月16日 21:41
そうですか、司家および家族ともにご健勝ですか、それを聴いて安心しました。
また、一時は、司家の土地・建物だけでなく、故実・伝書等の資料の事も、心配していましたが、故実・伝書等の資料は、ここのブログを読む限り無事である事と確信しました。
真に、これは、不幸中の幸いです。
日本国技の相撲の歴史の断絶が免れた事を大変喜ばしく思います。
大変貴重な、日本相撲の歴史文化遺産の保存は、今後とも、大変ご苦労される事と思いますが、どうか、守り続けて下さい。

 
Posted by 力士マン at 2008年02月17日 19:38
はい、当法人では、司家復興はもちろん、地元熊本に肥後相撲(博物)館の再建も視野にいれ、ただいま準備中です。

相撲界の至宝の数々も司家の手によって大切に保管されています。

まずは、地域に貢献できるNPOに成れるよう努力していきます。
みなさまの応援を、よろしくお願いいたします。
Posted by NPO法人行司NPO法人行司 at 2008年02月17日 19:56
私は、このNPO法人の存在を知った事で、司家復興等、非常に楽しみにしております。
Posted by 力士マン at 2008年02月19日 21:05
ありがとうございます!

まずは、地道に地域貢献をしていきます。

それと、行司の名前に恥じない新しい私達若い世代の行司(相撲の史実に則った)も育成し無形の相撲文化を保存していきたい・・・・

そう思っています。
Posted by ◆【NPO法人行司】◆◆【NPO法人行司】◆ at 2008年02月19日 21:12
大変すばらしい、お考えです。
今後、学校の義務教育の必修科目として、武道教育の導入が挙げられている事を知っています。
NPO法人行司の活動は、さらに、広がる可能性を秘めていますので、頑張って下さい。
Posted by 力士マン at 2008年02月25日 18:53
大変勉強になる内容です。こちらからも読者登録させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by エントワークリンケージエントワークリンケージ at 2008年03月02日 17:12
エントワークリンケージ様 こんばんは、ありがとうございます。
記事をいつも楽しみにしてます! みなさんも是非記事を読みにいってください。
熊本のNEWジェネレーションのリーダーのインタビュー記事 満載です! http://scgotoh.otemo-yan.net/  ←ここです!

熊本のためにも、新しい力を皆で応援しましょう! 熊本は、肥後の引き倒しという悪弊があります。 目立つと叩かれる国土世間なのです。 突き抜けるといいのですが・・・・・ 有能の人材は、どんどん流失しています。

この環境をかえないと、10年後に後悔することになりそうです。
それを食い止めたいと思っています!
Posted by NPO行司NPO行司 at 2008年03月02日 20:32
力士マン様へ

遅くなってすいません。

結構疲れが溜まってます。(微笑)

いつもいつもコメントありがとうございます。

武道教育ですか・・・・・

武士道とは?

深い問いかけですね。

精神修養のための武士道教育なら私も大賛成です。

ただ国家主義的な方に傾くのは賛成できませんが・・・・

ただ、今のような哲学もない日本人の大量生産だけはやめてほしいものです。
Posted by NPO行司NPO行司 at 2008年03月03日 22:06
武道教育というのは、相撲・剣道・柔道・合気道・空手道等の現代武道の学校教育への導入の事ですね。
子供たちを義務教育の間に、文武両道に鍛えるという事だと思います。
まあ確かに、武道教育となると、武士道は自然と付随してくるものですが。
相撲も日本古来の伝統文化ですし、自らの体で体験する無形文化とも言えるかも知れません。
NPO法人行司の活動として良い機会到来と思いますし、相撲を教えれるような人と連携できれば、更に良いチャンスだと思います。
Posted by 力士マン at 2008年03月04日 18:30
こんばんは。先日はブログのBBSに書き込み有難うございます!
私は現在イラストを描く仕事をしています。
絵は2歳から描き始めて4歳の時には、祖母が大好きだった力士・北の湖関の絵を描きました!
当時「一度で良いから北の湖に会って花束を渡したい」と祖母が何度も言って
いたので祖母の誕生日に 『横綱北の湖関に花束を渡す祖母』 の絵を想像して描いて渡しました(^^)
あと祖父とは紙相撲を作って、そこに好きな力士の絵を描いて戦った(遊んだ)思い出があります。
(花束を渡す絵はまだ残っているようです(^^))
地元に7つ相撲部屋があり、国技館も比較的近くにあり私の中では相撲が身近な存在なのです。

こちらのサイトでは相撲の歴史やその時代の背景、貴重な画像など興味深い記事が多くて見入って
しまいす。ためになります(^^)有難うございます。
九州へは修学旅行で長崎・大分へは行きましたが、熊本はまだ一度も行ったことがないので是非
行ってみたいです!※琴奨菊関の地元の福岡県柳川市にも行ってみたいと思ってます(^^)
では、また来ます。今後も宜しくお願いします!
Posted by 七海 at 2008年03月04日 22:47
力士マン様

私もコメント拝見し共感を覚えます。

古来から文武両道と良く聞きますが、

今の現代教育は(武)の心がまったくありませんね。

有る意味、戦後占領時教育のなごりかもしれませんね。

大切な物を奪われている気がします。

私たちは、これから、さらに尚武の精神を大切に、

本来の国技相撲道の真髄に立ち返り努力を重ねて行きたいと考えております。

行司
Posted by NPO行司NPO行司 at 2008年03月05日 20:55
共感を頂き、ありがとうございます。
文武両道で、どちらが欠けても良くないのは、今も昔も変わりません。
今日から、大相撲春場所が始まりますね。
地元熊本市の相撲団体(プロ・アマ問わず)との関係を深め、県内もしくは九州全域に、NPO法人行司の存在を知らしめる事が全国展開の早道かと思います。
パンフレットを相撲団体に送るのも一つの手かとも思います。
あ!ゴメンなさい、でしゃばり過ぎました。
Posted by 力士マン at 2008年03月09日 12:07
力士マン様

アドバイスありがとうございます。

地道に広報活動をしてまいります。

この20年間の休眠期間を、私達npoの力で打破していく決意です!
Posted by 行司行司 at 2008年03月12日 10:43
前記、再読させていただきました。少しは勉強になったかな?。

吉田司家による 横綱免許状授与式 が・・・、実現出来ること。

陰ながら、切に念願いたします。


まだ、仔細は存知ませんが、相撲界の本筋でもあり、国際化した

現状には、最適な時期到来と考えます。

特に、横綱には(メディアへの対応も含)基本からの再教育が必要かと。
Posted by rakuten23 at 2008年03月15日 21:40
rakuten23様

司家は、約20年もの間、角界の表舞台から身を引いてきました。

色々の事情があったにせよ、もう休眠からさめる時だとおもいます。

もちろんそうなって欲しくない、方々も存在するでしょうが・・・・

国技相撲の歴史は、そのまま司家の歴史なのです。

私の個人的な意見ですが、司家復興の時を待っている人の方が、

多いと信じています。

そのエネルギーを、一つに出来るよう頑張ります。
Posted by 行司行司 at 2008年03月15日 23:37
七海様

書き込み遅れてすいません。

普天王調子いいですね!

私も、うれしいです。

イラストお上手ですね。

皆さんも見てみてください!

http://kingyonet2.10.dtiblog.com/
Posted by 行司行司 at 2008年03月17日 10:23
行司さま おはようございます
はじめまして、ハチえみと申します。

先日は、私のブログへコメントをいただきまして
ありがとうございました…!

申し訳ありません。
まだあし@に慣れておらず、知らず知らずのうちに、
行司さまのブログにお邪魔してしまったのですね…。
少し、お相撲の世界に触れられて、良かったなと思いました^^

貴重な出会いをありがとうございました…!

心をこめて、お礼まで…^^
Posted by ハチえみ at 2008年03月18日 04:12
財団法人日本相撲協会は、確か・・・文部科学省の管轄だとおもいますが・・・。

首相官邸メールでのアッピールもされては、いかがでしょうか・・・

小泉さんがライオンハートで開始した頃は、仲間と共に時々、提示・提案したものです。


1、司家の歴史の実情を直接知らせる事

2、先ずはこの記事及び・URLを送付しては
  如何でしょうか。

先ずは、官邸メールに多くのフアンと共に、アクションを起こすことも、良作ではないかと
考えます。
Posted by rakuten23 at 2008年03月18日 10:00
rakuten23様

いつも的確なアドバイスありがとうございます。

早速、試してみます。
Posted by 行司行司 at 2008年03月22日 15:40
行政書士の試験に何度かトライしたことあります
Posted by miho at 2008年03月23日 00:32
ハチえみ様


丁寧なコメントありがとうございます。

私も又、伺います。

塘居 輝也
Posted by 行司行司 at 2008年03月23日 11:17
いや~さすがに国技ですね!歴史を感じます
そういう経緯があったとは全然知りませんでしたよ
Posted by pwc-t at 2008年03月23日 11:57
pwc-t at様

はい、伝統と格式は、800年も掛けて、伝承・成熟されました。

ですから、品格も問われる、横綱という最高位が誕生したのではないでしょうか?

事実上、現在の横綱は司家の免許状を、授与されていません。

おそらく、一番復縁を望んでいるのは、角界の方々と信じています。

ようやくここまで来ました。

ここから、いよいよ大詰です。

全生命力を掛け頑張ります。

塘居 輝也
Posted by 行司行司 at 2008年03月23日 12:20
miho様

行政書士の試験は、どうだったんですか?

合格されました?
Posted by 行司行司 at 2008年03月23日 12:24
留守中訪問ありがとうございます。
相撲好きです。
先日の千秋楽はかなり見ごたえありました。
白鵬×朝青龍、初場所の悔しさ叩き付けたって感じで何か期待通りの展開だったので嬉しかったです。
復活の場を見届けられて良かったです。
3/26朝6時から更新開始しますのでまた、遊びに寄ってくださいね!
Posted by yamato70jp at 2008年03月26日 00:53
yamato70jp様

こちらこそ、コメントありがとうございます。

更新楽しみにしています。
Posted by 行司行司 at 2008年03月26日 01:13
名古屋大学経済学部同窓会「社団法人・キタン会」です。当大学の相撲部に大正13(1924)年の全国学生相撲大会で学生横綱になった稲垣登氏(その後、三井物産副社長・故人)が吉田司家より授かった練絹手綱と目録が所蔵されております。http://ir.nul.nagoya-u.ac.jp/dspace/bitstream/2237/9333/1/No22+293-323.pdf
今秋、創立90周年記念展にも展示の予定です。学生相撲と吉田司家との関係について、ご教示ください。
Posted by kitan at 2010年07月27日 22:22
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