2008年08月05日
生き残れない

【シリコンバレー体験記】
(4)言われた仕事をやっていたら
生き残れない
2008年8月5日(火)10:15

■エンジニアはカッコイイ
渡辺 我々は日本でゆうと「オタク」なのかも。でもここではエンジニアはカッコイイですよね。
廣島 自分を肯定してくれる所に来ただけです。ここでは仕事はなくならないし給料がいいからモテて当然です。
松原 私が日本にいたころは女性の地位が低かった。社会が変わるのを待っていたら年をとっちゃう。自分がいる環境を変えるしかなかったです。日本のエンジニアはなぜ給料が安いのでしょうか?
廣島 みんなで仕事をしなければ上がるのでは?
■伝説のグーグル採用試験
渡辺 みなさんの採用プロセスは?
廣島 ブログを書いていたら昨年グーグルのリクルーターから昼食に誘われました。超難関で有名なので「記念受験」のつもりで受けました。面接者は5-6人代わり、その度に解けそうで解けない難問を出されホワイトボードにプログラムコードを書いていました。思考プロセスを見ているんですね。そのうち「なんとか言い負かしてやろう」と面白くなってきて、試験を通じてグーグルという会社も理解しました。グーグルは面接者全員がOKしないと採用されません。創業者のラリー・ペイジは全ての社員を見ています。
佐藤 アップルは所属チームがOKを出していました。
■常に競争、カンタンな仕事はインドへ
参加者質問 私はテスティングエンジニアをしています。日本では地位の低い職種だと思うのですが、こちらではいかがでしょう。
佐藤 テスターをマネジメントする人の給料は高いですね。
廣島 テストを自動化するコードを書けるクリエイティビティのあるエンジニアは地位が高い。それ以外の仕事はインドにいっちゃうってことでしょう。
佐藤 いかに早く効率よくできるか、ここでは常に競争しています。変化に対応できないとコンピューターにやらせたほうが安い、となってしまいます。アイデアを出して形にできる人は生き残れますが、人についていくと仕事がなくなります。「ありがとう。じゃあね」ですよ。
■アメリカは自己主張の国
廣島 こっちでは人の話を聞いていない人が多い。しかも勝手に解釈する。そうゆう人しか生き残れない。
松原 アメリカに来たときは自己アピールできずに苦労しました。こっちは針小棒大な自慢が普通。日本ではイヤなやつかもしれません。
佐藤 人の言うことを聞いちゃだめ。道を聞いても自信満々に間違った方向を教えてきます。
廣島 日本人は会議でも間違ったことを言ってはいけないので黙っていますよね。
松原 とにかくしゃべるほうが黙っているよりマシ。会議でも変な質問を平気でする人がいます。
廣島 11年前は英語ができなかった。でも分かんないと伝えてから会話しないと大変なことになります。
■目的のない情報収集はムダ

廣島 分からないことがあれば「ググる」。何かがあるから情報収集するのです。勉強も、やりたいことを実践するためにします。
佐藤 トレンド追いかけはやめたほうがいい。自分で考え問題提起する方にならないと。手を動かしてモノを作って結果を出すだけです。
渡辺 「何か」や「あるべき姿」を探しても仕方ないですね。とりあえず走れば面白い結果が出ることもあります。
参加者質問 女性はどれぐらい活躍しているのでしょうか?
松原 「女性だから」というのはないです。優秀かどうかです。
参加者質問 クリエイティビティを発揮するには
松原 言われたことをやらない。自分をどう表現するかです。
廣島 正解のベクトルなんてないんです。みんなと違うところに行けばいいのです。
佐藤 とりあえず進め。変人には違いないけど天才も結果論ですから。
■グーグルを作ろうと思ってもグーグルはできない
私の質問 日本の30代に向けたメッセージを。
廣島 何歳で何かをするかなんて関係ない。今、自分が面白いと思うことに全力であたれば道は開けると思います。グーグルだって最初から今のグーグルを作ろうと思ってやって来たわけではない。全力でやってきて、たまたま運が良かっただけでしょう。自分の場合も面白いと思ったことがたまたまプログラミングで、面白いから続けられて、追求していたらシリコンバレーに来ていたというだけです。
廣島直己さん:中学生のときにプログラミングの面白さに目覚めたが、大学卒業後に選んだ仕事は通信サービスの営業。1995年ごろからインターネットの面白さにハマり、自ら地元にプロバイダを開設。97年に渡米して起業したがドットコムバブルが崩壊、2001年にシリコンバレーに移り「これからはインターネットとテレビが融合する」と次世代デジタルテレビの開発に没頭してきたが、今年グーグルに転職した。廣島直己さんのブログ「ぼんやりと考えたこと」
松原晶子さん:学生時代は文系だったが、大学院では工学系の授業を履修し、97年にシリコンバレーへ。現在はアドビでCS3のフォトショップのUIフレームワークなどを担当している。
佐藤真治さん:実家が本屋で小学生からコンピューター関連の雑誌を読んでいて、土曜日にはNECのショールームに入り浸ってプログラムを組んで遊んでいた。大学で機械工学を学んだあと電力会社に就職し原子力発電所に勤務していたが「面白くなくて」退職。スタンフォード大学計算機工学科に留学後、アップルでソフトウエアエンジニアを勤めた。バイオテクノロジー解析ソフトの会社を起業した経験もある。現在はコンサルタントとして製品の企画をしている。
(gooニュース編集部:住友馨、取材協力:パソナテック)
2008年07月14日
ヒトの骨再生

カニ殻でヒトの骨再生 北大など新技術を開発
歯周病、がん治療に有効(07/14 07:34)
北大や北海道曹達(そーだ)(苫小牧)などでつくる研究グループ(代表・井上農夫男(のぶお)北大大学院歯学研究科教授)は、カニに含まれる物質を使い、歯の周囲の骨(歯槽骨)を再生する技術を開発した。歯周病でかみこなす能力の落ちた患者や歯以外の骨のがん治療にも有効で、十八日に北大で開かれるシンポジウムで発表する。
グループリーダーの柏崎晴彦・同助教によると、道産カニの甲羅から抽出したキトサンと、人間の骨の主成分ハイドロキシアパタイト結晶を合成。この物質に骨の再生を促すタンパク質を加えて三十匹のラット(ネズミ)の皮膚に与えたところ、四週間後、皮膚に骨が形成されたという。
歯周病などで歯を失うと歯槽骨が細くなる。放置すると義歯やインプラントを埋め込むことが難しくなり、かみこなす能力も低下する。治療は自分の他の部位の骨を、歯槽骨に埋め込み再生を促す自家骨移植しかない。同グループの技術を使えば、骨移植が不要になるうえ、合成した物質には細胞の働きを制御する機能もあるため、がん細胞を抑える効果も期待できる。
柏崎助教は「抗がん剤と組み合わせることで、骨にできたがんを攻撃し、再発を防いで骨を再生させる治療技術につながる。二〇一〇年をメドに実用化を目指したい」と話している。
2008年07月08日
パソコン並みの携帯電話

北米で進化したブラックベリー、日本上陸の意味【コラム】
NTTドコモを通じて販売する「ブラックベリー 8707h」。日本語入力には未対応 |
「ブラックベリー」といえば、米国でベストセラーの法人メール端末として日本でも知られている。携帯メールが広く普及する前から企業モバイル網の要(かなめ)として伸びてきた。そのブラックベリーがNTTドコモを通じてこの秋、日本に上陸した。これまで個人の携帯で企業メールをやりとりしてきた日本では米国型の法人メールシステムは定着しないと言われてきたが、はたしてブラックベリーは日本で成功するのだろうか。(小池良次の米国IT事情)
■ブラックベリーのビジネスモデル
電話機能が搭載されるブラックベリーが増えている〔AP Photo〕 |
カナダRIM(リサーチ・イン・モーション)社のブラックベリーを筆頭とする企業メールサービスは、米国の大手企業で広く普及している。人気の秘密は高いセキュリティー機能にある。企業改革法など、企業の情報システムに対する監視が強まる米国では、企業情報を個人情報と厳密に区別する。個人のパソコンを企業ネットワークにつなぐことを禁止するのは当たり前で、仕事で使うメールを個人の携帯電話で送受信することも好ましくない。ブラックベリーはこうした米国企業のニーズを満たす形で普及してきた。
ブラックベリー・メールは、企業のメールサーバーにRIM社の専用サーバーをつなぎ、メールを暗号化して、携帯電話会社のデータ網を経由して端末に転送する仕組み。企業メールを個人の端末に転送させないし、取引先や顧客と直接、メールのやりとりもできない。また、パソコンのようにメールを見に行く必要はなく、受信するとすぐにシグナルや振動で知らせるのは、携帯電話と同様だ。しかも、端末をなくした場合に遠隔でデータを消去(ワイプアップ)する機能のほか、各国の政府機関が利用する暗号システムやセキュリティー基準に準拠するモジュールも用意されている。

企業によって千差万別のメールソフトにあわせて、様々なインターフェースをもっていることや欧州など米国以外でも利用できる点も強みとなってきた。このほか、低消費電力で長時間充電なしで利用できること、メールに特化することでナローバンドでもストレスなく動く点も、ブラックベリーが伸びてきた理由だ。RIM社はこうした強みを武器に安定して成長し、契約者数は全世界で500万を超えている。

しかし、契約者の約半数を占める米国ではここ数年、企業メール市場に変化が生じている。まず数年前に、メール端末と携帯電話の統合という変化が押し寄せた。その結果ブラックベリーは現在、通話機能を乗せたモデルが増えている。映像やファイル共有などマルチメディアサービスに対する需要も広がっている。そのため「安価・軽量・メール専用端末」というブラックベリーのビジネスモデルも大きく変わろうとしている。
■次々と参入する競合相手
ウィンドウズ版パーム「トレオ」のスマートフォン最新機種を紹介するホームページ |
携帯との融合やマルチメディアコンテンツへの需要が高まるなか、様々なベンダーが法人メール市場に参入している。たとえば、マイクロソフトは「ウィンドウズ・モバイル5.0」でパーム社やモトローラ社と提携し、パームの人気端末「トレオ」や、モトローラの「Q」で法人市場への参入を狙っている。これらの端末は、企業で広く普及しているマイクロソフトのワードやエクセル、パワーポイントなどとシームレスにつながることが特徴。ブラックベリーの「ウィンドウズに弱い」点を狙う戦略だ。
一方、RIM社のサービスは低価格であることも強みだった。ブラックベリー端末は機能がシンプルなため、トレオなどマルチメディア型端末の約半額で販売されている。しかし、携帯最大手のノキアはブラックベリーより安い「E61」を投入して、価格の面から競争を挑もうとしている。

また、メールサーバー分野でも競合する企業が増えている。法人メールシステムで業界2位のグッド・テクノロジー社は、ブラックベリーが特許紛争に巻き込まれた間隙を縫って顧客を増やしている。加えて、携帯大手のノキアはIntellisync社を買収し、モバイルメール分野の強化を狙っている。マイクロソフトが準備している「エクスチェンジサーバー2007」などもRIM社の強敵となりそうだ。
さらに、サイベース社はモバイル網アプリの「iAnywhere」を投入。新興のDataViz社もウィンドウズ環境に対応した「Roadsync」で注目を集めている。
■キャリア主導の日本上陸は成功するか
このようにマルチメディア対応、メールサーバー、低価格端末など、RIM社を取りまく環境は厳しさを増している。これまでRIM社は、端末価格の上昇やネットワーク費用、機能開発の難しさなどからマルチメディア対応に消極的だったが、ここに来て戦略を変えようとしている。
同社は、マルチメディア対応端末の強化を打ち出したほか、これまで手を出さなかったSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)や一般消費者向けのサービスにも関心を示している。
しかし、すべての戦略を変えたわけでもない。ブラックベリーを利用する多くの法人は、端末のオープン化を望んでいる。しかしRIM社のサービスはあくまで同社のブラックベリー端末を基本としており、トレオなど他社製端末への対応は限定されている。
その理由は簡単で、メールサービスを提供しているRIM社は、その売り上げの大部分を端末の販売に依存しているためだ。端末の他社製品への開放は、同社の「アキレス腱」ともいえる。
RIMのマイク・ラザリディス社長(左)とドコモの星沢秀郎常務=9月25日、日本向け製品発表会見で |
では、日本でブラックベリーはどのような戦略を展開するだろうか? まず、既にブラックベリーを導入している外資系企業は、同サービスに高い関心を示している。もちろん、NTTドコモもこうしたニッチ市場は意識しており、高い端末価格でサービス開始を狙っている。日本企業におけるセキュリティー意識はまだ米国ほど高くなく、市場はそれほど大きくないと見ているからだろう。
こうした外資企業に特化した市場はすぐに飽和するだろう。問題はその後で、国内一般企業への法人営業をどこまで強化するかに注目したい。ブラックベリーが弱かったマルチメディア機能をRIM・NTTドコモが強化するかも重要な着目点だ。米国と違い、今回のブラックベリー上陸は携帯最大手のNTTドコモが主導権を握っているだけに、様々な可能性が期待される。しかし一方で逆に柔軟な市場開拓ができないと否定的に見る専門家もいる。
とはいえ、ブラックベリーの登場は、日本の法人メール市場に大きな影響を与えるかもしれない。アジアの通信市場が高付加価値サービスを好むことは米国にも知られており、ブラックベリーに続いてマイクロソフトやモトローラなど、競争相手が日本市場への参入を狙っているからだ。もちろん、日本の端末ベンダーもこうした動きに追従する可能性もある。

米国では、携帯電話を使ったトランシーバー機能「プッシュ・ツー・トーク(P2T)」が法人サービスとして広く普及している。しかし、携帯先進国の日本ではこうした法人サービスになかなか力を入れてこなかった。それだけにブラックベリーの日本上陸は、日本の法人市場に大きな波紋を呼ぶかもしれない。
2008年06月25日
USBメモリウイルス

USBメモリーからのウイルス被害増加…画面に現れず感染
2008年6月23日(月)23:14USBメモリー(コンピューター用外部記憶媒体)を介してパソコンがウイルスに感染する被害が、今年に入って拡大していることが、ウイルス対策会社「トレンドマイクロ」の調査でわかった。
同社は被害拡大防止のため、定期的な外部記憶媒体のウイルス駆除を呼びかけている。
被害の仕組みは「オートラン」と呼ばれる不正ファイルが、USBメモリー内でウイルスを活動させ、接続したパソコンに感染する。同社は2月に初めて58件の被害を確認、その後、3月に138件、4月に110件、5月に150件と増えてきた。
不正ファイルの種類別の順位では4か月連続1位。USBメモリーの貸し借りを通じて感染が続いているとみられる。
パソコンに感染したウイルスはインターネット上のサイトから別のウイルスを呼び込み、最終的に個人情報を盗み出す。今のところネットゲームのパスワードを盗むウイルスが確認されているが、銀行口座やクレジットカードの情報が盗まれる被害も想定される。
このウイルスは、SDカードなどあらゆる外部記憶媒体に、パソコン画面に現れずに感染するため、同社で注意を呼びかけている。
2008年06月21日
「詩経」の木簡

兵庫県豊岡市の「祢布ケ森遺跡」で出土した、「詩経」の注釈書の一部が書かれた木簡(奈良文化財研究所提供)
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「詩経」の木簡、初出土 兵庫・豊岡兵庫県北部の但馬国の国府跡とされる兵庫県豊岡市日高町の「祢布ケ森遺跡」で、9世紀(平安時代)の木簡203点が出土し、中国最古の詩集とされる「詩経」の注釈書の一部が書かれた木簡があったことが21日までに分かった。 豊岡市教育委員会によると、詩経の注釈書の一部が書かれた木簡が見つかったのは初めて。 「詩経」の注釈書は当時、都の教育機関「大学寮」の教科書として使われていたとされており、都から離れた地方でも高い文化水準の教育が行われていた可能性がある。 木簡203点はすべて堀状の遺構から出土。記された年号などから平安時代の初頭、810年前後のものと推定される。 木簡が展示されている但馬国府・国分寺館の加賀美省一館長は「木簡の削りくずや、計算の練習をした木簡などから当時の役人の日常の活動がうかがえる」と話す。 木簡は7月8日まで豊岡市日高町の同館で展示される。
2008/06/21 12:08 【共同通信】 |
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約1200年も前の詩経って何がかかれていたのでしょう?
もちろん、仏教の経文なのでしょうが・・・・。
日本も、もう一度教育大国になってほしいものです。
6・3・3制度を廃止して、中高一貫にして早い時期に子供たちの適正を見極めて、
個人の進路選択を出来るだけスムーズにしてあげるのが良策だと思いますが・・・・。
とにかく一芸に秀でることが、今から先の日本には大切になってくるはずですから・・・・・。
平城遷都1300年祭、第3のキャラは「なーむくん」
2010年に奈良県で行われる「平城遷都1300年祭」で、地元の寺院団体「南都二六会」は20日、同会独自のマスコットキャラクター「なーむくん」のデザインを発表した。同祭のキャラクターは運営主体の平城遷都1300年記念事業協会の「せんとくん」、市民団体のシカがマントを着用した「まんとくん」に続き3例目。
なーむくんは、聖徳太子の少年時代をイメージ。「十七条憲法」にちなみ、まゆ毛を「一」、目を「七」で表現、名前は帰依することを意味する「南無」から取った。二六会が「仏様を連想させるデザインで、角があるのは侮辱にあたる」として、「せんとくん」のデザイン変更を求めていたことを知った高松市の竹材加工業者が、大阪のデザイナーに依頼し、同会に使用を提案した。
同会の行事やTシャツのデザインなどに使用する予定だが、橋本純信会長は「宗派を超えて使われることを目指したい」と話した。

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リアルタイムライブ映像(河川カメラ)
かなり使えますよ!
家に居ながらにして、河川のライブ映像が見れます。
http://www.qsr.mlit.go.jp/kumamoto/