2008年05月30日
減俸30%暴行問題

日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、弟子を竹刀で殴打してけがを負わせた間垣親方(元横綱2代目若乃花)と、弟弟子の序ノ口力士を調理器具でたたいて負傷させた陸奥部屋の十両豊桜にともに3カ月、減俸30%の処分を科すことを決めた。豊桜の師匠、陸奥親方(元大関霧島)はけん責処分となった。
夏場所中に問題が発覚した3人は、昨年の力士死亡をきっかけに発足した再発防止検討委員会から厳重注意を受けていたが、理事会でより厳しい処分が決まった。
理事会出席者によると、相撲協会理事の立場で弟子へ行き過ぎた行為をし、「どこの部屋でも行われている」と発言した間垣親方には、降格を求める意見も出たという。
九重広報部長(元横綱千代の富士)は「本人(間垣親方)は会議の場で謝罪した。心の底から自分がしたことへの(謝罪の)気持ちがあったと思う」と話した。
大相撲の間垣親方(55)=元横綱2代目若乃花、本名下山勝則=が、弟子を竹刀で殴ってけがをさせていたことが分かり、序ノ口力士死亡問題を受けて発足した日本相撲協会の再発防止検討委員会は17日、東京・両国国技館で開いた臨時会合で同親方を厳重注意とすることを決めた。
相撲協会の理事でもある間垣親方は、両国国技館で開催中の夏場所4日目(14日)の朝げいこで、序二段力士を竹刀で殴打。当日の取組を土俵下で見た審判から力士のけがについて報告を受けた同委員会が、親方から事情聴取していた。
同委員会では、陸奥部屋で十両の豊桜(34)=本名向俊昭、広島県出身=が1月下旬に序ノ口力士を調理器具のお玉で頭をたたき、8針縫うけがを負わせたことも報告され、豊桜と師匠の陸奥親方(49)=元大関霧島、本名吉永一美=の2人も厳重注意とした。
Posted by セレスピード熊本 at 06:14│Comments(0)
│【相撲関連ニュース】
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。