大相撲名古屋場所で2場所ぶり11度目の優勝を遂げた横綱白鵬(宮城野部屋)が千秋楽から一夜明けた27日、名古屋市緑区の部屋宿舎で記者会見に臨み、「年1回の名古屋場所で優勝できてうれしい。皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と同場所2連覇を果たした喜びを口にした。
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大相撲の貴乃花親方(37、元横綱、本名・花田光司)が、来年初場所後に行われる日本相撲協会の役員改選選挙で理事に立候補することが5日、分かった。同親方は協会の体質改善を望む若手親方衆らの後押しを受け、出馬を決断。03年の現役引退後は相撲界改革を唱えてきただけに、37歳の若さで理事に就任すれば大きな注目を集めそうだ。
大麻問題や時津風部屋の力士暴行死事件などで揺れた相撲協会は、昨年9月に当時の北の湖理事長(元横綱)が任期途中で辞任。その後誕生した「武蔵川政権」は来年初場所後に最初の役員改選が行われる。その目玉となりそうなのが、貴乃花親方の理事立候補だ。
優勝22回など現役時代に輝かしい実績を残した貴乃花親方は、03年の現役引退後から協会改革を唱えてきた。それが協会批判と受け取られたこともあったが、角界の将来を真剣に考える姿勢に賛同する声は少なくなかった。加えて、昨年2月には35歳で役員待遇(審判部副部長)として理事会メンバーに抜てきされるなど、将来のリーダー候補として期待は大きい。協会は一連の不祥事からの立て直しを図っているが、1日の理事会でも文科省に提出した決算報告書を勝手に要約したとして武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)と吉野監事が一部理事から批判されたばかり。そんな体質に危機感を抱く中堅、若手親方衆から貴乃花親方を理事に推す声が強まり、本人も出馬を決断した。
相撲協会の寄付行為では理事の定数は9~13人と定められており、立候補者数が定員を超えた場合は投票権を持つ評議員(年寄名跡105人以内、現役力士代表4人以内、立行司2人以内)による選挙で選出される。関係者によると、貴乃花親方は選挙になった場合でも当選できる票数、およそ10票以上を既に確保している模様だ。
37歳での“入閣”となれば、35歳の双葉山(元横綱)には及ばないものの、40歳の大鵬(元横綱)や44歳の北の湖らを大幅に更新する異例の若さでの昇進。役員待遇には理事会の議決権がなかったが、今後は最高議決機関での発言も増える。若きリーダーの就任が、角界の大きな転機になるかもしれない。
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大相撲名古屋場所で2場所ぶり11度目の優勝を遂げた横綱白鵬(宮城野部屋)が千秋楽から一夜明けた27日、名古屋市緑区の部屋宿舎で記者会見に臨み、「年1回の名古屋場所で優勝できてうれしい。皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と同場所2連覇を果たした喜びを口にした。
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大相撲の元大関で西前頭13枚目の出島(35)=本名出島武春、石川県出身、武蔵川部屋=が名古屋場所11日目の22日、現役引退を決めた。師匠の武蔵川親方(元横綱三重ノ海)が明らかにした。初場所で負った左上腕のけがなど、満身創痍だった出島は11日目に豊ノ島に敗れて9敗目を喫し、幕内残留が厳しくなった。出島は既に年寄名跡「大鳴戸」を取得している。
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