2008年06月26日
Google無料Web分析ツール

Google、広告主向けの無料Web分析ツール立ち上げ
広告主はGoogle Ad Plannerで、ターゲットとしたいユーザーがアクセスしそうなWebサイトを見つけることができる。
米Googleは6月24日、広告主向けリサーチツール「Google Ad Planner」を立ち上げた。
Ad Plannerでは、広告主がターゲットとしたいユーザーの条件(言語や年齢など)を入力すると、そのターゲット層がアクセスしそうなWebサイトの情報が表示される。Googleのコンテンツネットワークのサイトも、それ以外のサイトも対象となる。
条件に合ったサイトのリストを保存してメディアプランを作成することもでき、メディアプランは.csvファイルやDoubleClickのMediaVisorにエクスポートできる。
Ad PlannerはGoogleの検索データ、Google Analyticsのデータ、外部のパネルデータ、その他サードパーティーの市場調査などさまざまなソースからデータを集めており、40カ国に対応している。
同サービスは現在βテストの段階で、招待制となっている。利用は無料。
携帯電話OS、世界共通化へ 端末値下げ期待も
NTTドコモやノキアなど世界の携帯電話会社と端末メーカー10社は24日、携帯端末の基本ソフト(OS)などのソフトウエアを共通化するための推進団体を09年に設立する、と発表した。共通化が進めば、世界の様々なサービスを導入しやすくなり、開発費用も減って端末の値下げも期待できそうだ。
団体には、ソニー・エリクソン、モトローラ、AT&T、ボーダフォン、サムスンなども加わる。英国のソフトウエア会社シンビアンのOSをもとに技術やノウハウを出し合い、共通ソフトの開発を進める。2年後には誰でも使えるよう無料で公表する。
これまでは、各社が個別にソフトウエアを開発し、端末に搭載してきた。ソフトが共通化すれば、独自サービス部分の開発だけで済み、費用や期間が抑えられる。国内端末が海外に出やすくなるなどメーカーへの影響も大きい。
ドコモはグーグルが主導する無償共通OS「アンドロイド」の開発にも参加し、共通化の取り組みを強める。KDDI(au)もアンドロイドに加わり、au端末の共通ソフト「KCP+」などを開発。ソフトバンクモバイルも、ボーダフォン、チャイナモバイルの3社でソフトの共通化を進めている。(木村和規)