2008年06月03日
熊本県景況感悪化

中小企業金融公庫熊本支店がまとめた二〇〇七年度下期(〇七年十月~〇八年三月)の県内中小企業動向調査によると、業況判断指数(DI)は前期に比べ六・四ポイント低下のマイナス二二・一で、二期連続で悪化した。〇八年度上期(四~九月)見通しはマイナス二六・三で、さらに悪くなる。
同支店は「原油や資材の値上がりによる収益悪化がすべての業種に拡大している。原料高が長期化するとみる企業が増えており、先行きに慎重な見方が広がっている」と話している。
調査は三月。同支店の取引先三百十二社が答えた。DIは「好転」とした企業の割合から「悪化」とした企業の割合を引いた数値。
〇七年度下期のDIを業種別にみると、製造業はマイナス一一・四で、前期から六・四ポイント改善。非製造業はマイナス二六・三で一一・六ポイント悪化した。先行きは製造がマイナス二一・六、非製造はマイナス二八・一といずれも悪化を見込む。
全産業の売り上げDIは三・二。前期から三・五ポイント改善した。一方、利益DIはマイナス一〇・三で、五・四ポイント悪化。「大企業と異なり、コスト増加分を価格転嫁できず利益率が低下している」(同支店)状況がうかがえる。売り上げ、利益とも〇八年度上期は悪化の見通し。(辻尚宏)
昨年度は482件の相談 犯罪被害者センター
熊本犯罪被害者支援センター(稲垣精一理事長)の二〇〇八年度通常総会が二日、熊本市水前寺公園の熊本テルサで開かれ、〇七年度の相談は前年度比16%減の四百八十二件だったことが報告された。
同センターの正会員や理事ら関係者約三十人が出席。稲垣理事長が「センター発足から五年。被害者からの相談は計二千八百件に上り、センターの担う責任をひしひしと感じている」とあいさつ。各種相談や被害者への付き添い、広報啓発など〇七年度事業と収支決算が報告され、了承された。
相談の内訳は「性的被害」が百六十五件と最多で、次いで「殺人・殺人未遂・傷害致死」の百二十六件だった。事業に貢献のあった三個人六団体に感謝状を贈った。(横山千尋)
感謝状が贈られたのは次の通り。▽個人 西山春雄さん(熊本市)、武藤徳子さん(同)、園田龍二さん(上天草市)▽団体 三愛、ライオンズクラブ国際協会337―D地区、肥後武蔵ライオンズクラブ、日蓮宗県社会教化事業協会、ヒューマン・サポート法律支援センター、熊本城東ロータリークラブ
Posted by セレスピード熊本 at 18:03│Comments(0)
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