2008年06月10日
『国宝指定』

国宝指定のチラシを手に神社を見学する観光客ら=人吉市の青井阿蘇神社
青井阿蘇神社が国宝指定 県内初
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文部科学省は九日、人吉市の青井阿蘇神社の社殿群五棟(楼門、拝殿、幣殿、廊、本殿)を国宝に指定、官報に告示した。県内に現存する文化財の国宝指定は初めて。四月、国の文化審議会が指定を答申していた。
青井阿蘇神社は八〇六(大同元)年に創建。現在の社殿は一六一〇~一三年に造営された。急こう配のかやぶき屋根や、黒や赤の漆を用いた独特の配色などが特徴。桃山期の技法を取り入れている点や、南九州の近世神社建築に影響を与えた点などが評価された。
指定を受け、同神社宮司の福川義文さん(44)は「責任の重大さを感じる。社殿群の価値を知ってもらい、来てよかったと思ってもらえるような雰囲気づくりに努めたい」と語った。
九日、参拝に訪れた同市上新町の福嶋サチコさん(72)も「結婚式を挙げた思い出の場所。国宝になっても、親しみある地域の神社であってほしい」と笑顔で話した。
同神社は今後、参道に国宝指定の横断幕を掲げ、竹灯ろうの明かりで「祝国宝」の文字を浮かび上がらせるイベントも計画。市は国宝周知のチラシを一万部作成し、人吉温泉観光協会も近く人吉駅、中心商店街などにのぼりを設置する。 (本田清悟、川崎浩平)
Posted by セレスピード熊本 at 11:59│Comments(1)
│【政治・経済】
この記事へのコメント
国宝指定 おめでとうございます^^
Posted by zeppe at 2008年06月10日 14:43
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